先日エントリーした通り、土曜日に人生初の胃カメラ(上部消化管内視鏡)検査に行ってきました。
毎年やっているバリウム検査は、ここ数年なんとなく慣れてきてスムーズにこなせる大人になってきたのですが、胃カメラは「苦しい」だとか「死にたい」だとかネガティブな話しか周りから聞こえてこないので正直、「やりたくない」わけですが、まだ死ぬわけにはいかないので、イヤイヤです。
「実は近々、胃カメラやるんだよ」って人のために、まさに初胃カメラをやってきたばかりボクが体験談をお伝えしますよ。
大丈夫です。普通につらいですから。
ただ、あらかじめつらさを知っておけば全て想定内のことなんで諦めもつくでしょう。
前日、当日のお約束
バリウムなんかもそうですが、胃の検査をするときは必ず
「前日の食事は21時までにしてください」とか
「タバコは吸わないでください」とか
「飲酒しないでください」とか
「当日も水分は取らないでください」とか
色々言われるけど、胃カメラも同様。
厳密に時間を守る必要はないと思うけど、明け方まで飲み歩くのはやめた方がいいですね。
当日の失敗談
その昔、同僚がバリウム検査あるのに朝ごはん食べてきて、そのままバリウム検査したら案の定、「朝ごはん食べてきてますよね?」って医師に言われて、後日ふたたびバリウム飲む羽目に合ってました。
流石に朝食べたものは胃袋に残ってるから嘘ついてもダメ。
胃カメラ検査までの流れ
病院に行くと個室に通されました。
後でわかったのですが、この個室から奥の検査室に直結してました。
小さな液晶テレビでお昼のバラエティ番組が放送されてましたが、これからどうなるのか不安しかなかったので番組の内容が全く記憶にない。
暫くすると、いよいよ胃カメラ検査の準備が始まります。
胃の泡を消す薬
まず手渡されたのは無機質なステンレス製のコップに入っている、少量の少し白っぽい色が付いた液体。
あえて言うなら片栗粉を溶かしたような感じ。
看護師さんの説明によると胃の中の泡を消す薬とのこと。
ちなみに味は美味しくない。
パクッと一気飲みしちゃいましょう。
ゼリー状の喉の麻酔
次に登場したのがカレーを食べる時に使うような大きめのスプーンにのせられた透明のゼリー状の薬。
こちらは喉の麻酔でなるべく飲み込まないで喉にとどめておいてくださいとのこと。
できない。喉にとどめておくってどういうこと?
取りあえず口の中に入れて時が流れるのを待ちました。
麻酔なので口の中が痺れてきます。
歯医者の時の麻酔と同じ感覚ですね。
ちょっと甘い味がしました。
スプレーの喉の麻酔
続けざまにスプレーの喉の麻酔。
シュッシュッシュッと3回ほどスプレーされました。
喉に麻酔をすることで胃カメラを入れた時の「オエッ」ってやつを軽減させる効果があるようです。
これは美味しくなかった。
いよいよ検査台に横になり胃カメラ始まる
麻酔が終わるといよいよ個室からつながる検査室に通されました。
てっきり検査着とかに着替えるのかと思っていたのですが、普通に何事もなくベットに横になるように言われました。
さあ、いよいよですよ。
マウスピース
よく見るやつですね。
真ん中に穴が開いていてそこからファイバースコープが入ってきます。
これを咥えて横になるんですが、どうやら口から唾液が流れ出てくることになるらしく、口元に受け皿みたいなのをセットされました。
七色に光るファイバースコープ
そして真打登場!!
先端が七色に光る怪しいニョロニョロ。
先生からはファイバースコープを入れる前に「肩の力を抜くように」とか「ゆっくり呼吸してください」とかアドバイスされて、いよいよ入って来るわけですが、ドキドキです。
喉を通って食道、胃と侵入してきます。
空気を入れて胃袋を膨らませたり、色々されます(笑)
そして、最後は十二指腸までカメラでチェックして終了となります。
多分、15分くらい。
その間、4回ほど「オエッ」ってなって酷くむせ返りました。
ただ、前日から何も食べてないことと胃カメラが胃に来た時点で胃液なんかを吸い取っているみたいで、「オエッ」ってなるけど何も出てきません。
ただただ、むせるだけ。涙がでてきます。
胃カメラが体内に入っている間、ずっと看護師さんが背中を優しくさすってくれてました。
おばちゃんでしたけどね。
胃カメラを攻略する2つの方法
検査が終了して先生と話をしている時に胃カメラ攻略法が分かりました。
特別大公開!!
攻略法1
喉の局所麻酔は普通みんなやるようですが、鎮静剤はあまりに「オエッ」が酷い人に使うようです。
あまりに「オエッ」が酷いと検査受けている人もキツイし、先生もスムーズに検査できない。
なので鎮静剤を使って「オエッ」を減らすことで楽に検査を進めることができます。
攻略法2
どうしても不安な人は全身麻酔です。
胃カメラで全身麻酔?とも思いますが、意識のない状態で無痛でできるので、全身麻酔をする人もいるようです。
また胃カメラは女性より男性の方が苦手とする人が多く、全身麻酔を使って胃カメラやる人も男性が多いとのこと。
その代わり検査終わってもすぐには帰れませんけどね。
最後に
今回の胃カメラは麻酔から検査、説明までトータルで30分くらいで終わりました。
ちなみに料金は6,030円
健康診断の結果を受けての精密検査なので保険適用となり3割負担でした。
初めての胃カメラだったので正直きつかったですが、バリウムやって異常が見つかった場合、胃カメラをやるのであれば、最初から胃カメラにしたらどうかな。
「オエッ」ってなってちょっと苦しいけど多分2回目はもう少し楽にクリアできそうな気がする。
これで胃カメラ初体験の人も心の準備ができると思うので安心して「オエッ」ってしてきたくださいね。