千葉県松戸市の「21世紀の森と広場」は広大な敷地に自然が溢れまくる巨大公園です。
敷地内にはBBQ施設や有名ミュージシャンやNHKの幼児向け番組の収録にも利用される21世紀の森ホールがあります。
そして今回の目的地である松戸市立博物館は「21世紀の森と広場」にあり、今から遡ること約50年前の常盤平団地を半端なくリアルに再現している博物館なんです。
松戸市立博物館
松戸市立博物館は1993年に市制50周年を記念して建設された博物館です。アクセスは電車、バスはもちろんですが、駐車場は21世紀の森と広場の広大な駐車場(有料)を利用できるのでクルマでも大丈夫です。
常盤平団地
この松戸市立博物館ですが、松戸の歴史について展示されています。ここまではよくある博物館となんら変わりません。
ただ、他の博物館とは違うのが博物館内に1962年当時の常盤平団地の1室(2DK)を原寸大で再現し展示してしまったこと(笑)
しかも細部までこだわり、リアルすぎるのがポイント!!
この常盤平団地は1950年から1960年にかけて東京近郊の住宅不足を緩和するため、都内通勤者の住宅地として日本住宅公団が選定し、建設された大規模な団地で、設備は最先端。
常盤平団地は現在も存在していてUR賃貸でお安く住むことができます。
自分たちでリノベーションしてみるのも楽しそうですね。
2DKの室内に突入
なぜかベランダからお邪魔します。
もう全てが昭和。靴下がぶら下がっている物干しだったり、洗濯機も。
台所も懐かしい感じが漂いまくっていますね。
1962年当時まだこの世に生を受けてはいないのですが、懐かしく感じてしまうのは不思議です。
白の胴体に銀色の蓋の炊飯器?電気釜?、これまた懐かしい。
記憶はかなり曖昧ですが、今のような電子制御のじゃなくてこんなやつが、自宅にあった気がします。
実はここに来るのは初めてじゃなくて何回か来たことがあるのですが、そのたびにちょこちょこと展示を変えているんですよ。
今回は季節も冬というわけでだるまストーブ。
これもこだわりなんでしょうね(笑)
上にやかんを載せることができ、しかもその水蒸気で部屋も乾燥しないなんとも合理的なストーブです。
さつまいも載せて焼き芋にしたい。
居間はサイズ的に6畳くらいですかね。
テレビやレコードプレーヤなど電化製品が並べられています。
そして気になるのはオーディオの上に置かれている「VAT69」と書かれている電気スタンドらしきもの。
けどVAT69といえばコレ
一体正体はなんなのでしょうか?
お父さんが電気スタンドにカモフラージュしたウイスキーとか(笑)
ベランダから入ったので出るときは玄関からです(笑)
この玄関のドアはいまでも現存してますね。
鉄製の重々しい感じでノックするとゴォンゴォン。
小さな扉は牛乳入れでしょうか?
今牛乳配達ってほとんど見かけないですが、当時は結構あったのかなと思います。
そして団地を出たところにレトロなバイクが。
「スズキ」のマークが入っていますが、詳しくは分かりません。この当時の年式なんでしょうかね。
最後に
この博物館というか、常盤平団地のモデルルーム(笑)面白い。
ここでしか味わえない哀愁が漂うレトロ感はあまりにリアルすぎる展示品のせいですね。
40代以上の人であれば懐かしいって思うこと間違いなし。
当時20代だった人なら感動の仕方もまた違ったものになるのかもしれませんね。
それにしてもこのリアルすぎる展示を考えた人のこだわりっぷりが半端なくて3往復してしまいました(笑)
もっとレトロ感溢れるものがお好きな方用に「21世紀の森と広場」には竪穴住居もご用意しています。
この中では火が炊かれているので結構煙たい。
秘密基地感覚で楽しめるので頭上に注意して入ってみてください。