【ピロリ菌】佐賀県で中学3年生を対象にピロリ菌検査を実施

ピロリ菌を除菌するための薬を飲みきって、そろそろ4週間が経過するので再度、尿素呼気試験でピロリ菌がきっちり除菌されたか検査してみようと思っていますが、朝日新聞に佐賀県で中学3年生を対象にピロリ菌検査を実施すると記事がありました。

ボクが胃カメラをやってもらった病院では「最近の若い人にはいないんだけどね」という先生の話を聞いていただけに「何で中学生に?」って思っちゃいました。

なんで中学3年生を対象にピロリ菌検査を実施するのか

佐賀県は全国でも胃がんによる死亡者数が多く、将来的に胃がんで亡くなる人を減らす目的で中学3年生を対象としてピロリ菌検査を実施することを決めたようです。

ホリエモンが発起人となって設立された「予防医療普及委員会」でも胃がんの99%はピロリ菌が原因と言っていますね。
※世界保健機関(WHO)では2014年に胃がんの8割はピロリ菌感染が原因と言っています。

ここのサイトではピロリ菌感染度診断もやっています。

取りあえずピロリ菌保有者のボクがやってみますよ。

Q1.何年生まれか
A1.1970年以降の生まれ

Q2.虫歯の治療歴がある
A2.はい

Q3.子供のころ、祖父母と一緒に暮らしていた
A3.いいえ

Q4.子供のころ、トイレが水洗ではなかった
A4.いいえ

Q5.子供のころ、井戸水を飲んでいた
A5.はい

Q6.両親や祖父母で胃がん、胃潰瘍、十二指腸になった人がいる
A6.いいえ

Q7.自分の子供がピロリ菌陽性だった
A7.いいえ

あなたのピロリ菌感染確率は、
↓
↓
↓

90%(笑)

感染している可能性が非常に高いです。
ご自宅で簡単にできるピロリ菌検査キットもあるので、すぐにピロリ菌検査を受けてください。

なかなかの診断結果ですね。ピロリ菌感染確率の正解は100%なんですが・・・
お時間あればどうぞ。

そしてホリエモンは本も書いています。
『むだ死にしない技術』と言うことで、胃がんの99%がピロリ菌と言われているのだから、ピロリ菌に感染している可能性を早期にチェックして、感染しているなら除菌すれば胃がんになるリスクを減らすことができるということですね。

堀江貴文,予防医療普及協会マガジンハウス 2016-09-21

何度か書いていますが、実際にピロリ菌が見つかった場合は一次除菌を行うことになるのですが、この除菌の薬(抗生物質)に副作用があるんですね。

よく言われているのは下痢や味覚障害です。
ボクは味覚障害はなかったですが、下痢は結構酷かった。
水溶性の下痢なので「お腹痛い!!」ってなったときに我慢が効かない状態。

同じような副作用が中学生にも出るとなると授業どころじゃなくなりそうですね。
最近の学校のトイレ事情が良く分からないけど、ボクが中学生のころは授業中にトイレなんかあり得なかったし、しかも『大』ともなれば、そりゃあ大変でしたよ。

今回も副作用などの異常事態に備え、除菌する医療機関を24時間対応可能な県内23施設に限定して行うようなのでちょっとは安心できますね。

ただ、感染しているがまだ無症状の『健康な人』への積極的な除菌が、無用な害を与えるおそれがあるという考えもあるので生徒や保護者に副作用についてもしっかり説明し、納得した生徒にだけ検査を実施しているようです。

てっきり若い人には縁のないピロリ菌かと思っていたのですが、近年は市町村レベルで、中学生らを対象にピロリ菌検査と除菌に取り組む自治体が増えてきています。

ピロリ菌感染者が必ずしも胃がんになるわけではないのですが、「胃がんの人の99%がピロリ菌感染者」って言われるとピロリ菌感染者としてはドキッとしてしまいます。

毎年しっかり健康診断を受けて要検査の判定項目があるのであれば面倒くさがらずに検査を受けることが大切ですね。